リモートワークやオンライン授業が浸透し、数年前に比べると家にいる時間が増えた人も多いでしょう。
これまで通勤通学でかかっていた時間が、自由に使えるようになりました。趣味に時間を費やす人もいれば、空いた時間を使って副業でお小遣い稼ぎをしている人もいます。
今回この記事を作成したのは、副業に興味がある人に「情報サイトとは何か」、「情報サイトでどうやってお金を稼ぐのか」、「その際のコツ」をご紹介したいと考えたからです。
もちろん情報サイトを立ち上げて運営することは、貴重な経験にもなりますし、Webやマーケティング分野でのスキルアップにもつながります。
空いた時間を有効活用したい人、副業に興味がある人はぜひご一読ください。
ちなみに副業には「株・FX」や「せどり」、「宅配バイト」など様々な種類があり、その中の1つとして情報サイトを使った副業があります。
PRTIMESによると、副業経験者のうち4人に1人が情報サイトを活用した副業を行っています。
これは「懸賞・アンケートモニター」「クリエイティブ(ライター・デザイナー・制作)」に次いで3番目に多く、副業の中では、メジャーな手法と言えます。
● 副業に興味がある人
● Webやマーケティング分野でのスキルアップを目指したい人
● 情報サイトを使った副業をするかどうかを決めるきっかけを得られる
● 実際に副業を始める時に役立つ注意点やコツを知れる
目次
情報サイトとは?運営を開始する前に、まずは定義から確認!
情報サイトとは、何か情報を提供しているWebサイトの総称のことです。
自分の日記を綴ることを目的としたブログサイトのようなものではなく、何か調べものをする人に向けて発信し、その人たちが求める情報を提供するサイトです。
例えば、株式売買を始めるための口座開設や買付方法、その際のコツや分析方法などについて書いた情報サイトもあります。
提供する情報はサイトによってまちまちで、インターネット上には様々なテーマを扱ったWebサイトが多数あります。
おそらくあなたが何かを調べる時には、情報サイトを見ているでしょう。
ちなみに、情報系サイト(情報サイト)の定義として、Weblio辞書には以下のように記載されています。
情報系サイトと呼ばれるWebサイトが取り扱う情報は多種多様であり、ある程度限られた分野のトピックのみ扱うものもあれば、ジャンルにこだわらず「面白い」や「便利」「怪奇」など各自のコンセプトにしたがって情報を紹介する場合もある。
なお、新聞のように報道を目的とするメディアは「ニュースサイト」と呼ばれ、情報系サイトとは区別される場合が多い。
2011年4月運営されている、国内の情報系サイトの例としては、「GIGAZINE」、「百式」(100SHIKI)、「Gizmodo Japan」、「Engadget Japanese」「TechCrunch Japan」などを挙げることができる、“
出典:情報系サイトとは何? Weblio辞書
なぜ情報サイトで副業?おすすめの理由と注意すべき点
おすすめの理由
情報サイトで副業することのメリットとしては、情報サイトが広く認知されて多くの人に見られるようになった後は、あまり手をかけることなく収益が見込めます。
つまり、お金稼ぎを自動化できるわけです。
もちろん記事によっては掲載した情報を更新していくことも必要になりますし、収益を安定・拡大させていくには、どのくらい見られているかを確認して記事を修正したり、新規記事を作成・公開したりする等が必要です。
注意すべき点
ただ、情報サイトを立ち上げ、それを軌道に乗せるまでは想像以上に大変です。
情報サイトの立ち上げに必要な情報収集をして、どのテーマで作成していくかを決めて、どういう記事を書くかを含めてサイトの構造を決めて…といったようにやることは山ほどあります。
無事に公開しても最初のうちは、なかなかサイトへ訪問されない、記事が読まれないといった悩みがあります。
それでも、愛情と熱意を持って記事を修正したり、新規記事を作成したりと、試行錯誤していくことで情報サイトが多くの人に見られるようになります。
立ち上げから軌道に乗せるまでが大変で、そこで挫折する人も少なくありません。
手軽に数時間で副業したいと考えているのなら、情報サイトでの副業はあまりおすすめできません。
上記のメリットデメリットを踏まえたうえで、情報サイトで副業するか考えてみてください。
繰り返しになりますが、もし情報サイトで副業をするのであれば、覚悟と愛情と情熱を持ってはじめましょう。
情報サイトでお金を稼ぐ方法は?
さて、情報サイトを使ってどのようにお金を稼ぐのか、そのマネタイズ方法についてお伝えします。
大きく分けるとマネタイズ方法としては3つあります。詳細はそれぞれ後述します。
- 広告
- 販売
- サイト売却
マネタイズ方法1 広告
一言でお伝えすると広告は、サービスや商品などを広く知らせることです。具体的には「純広告※」「アドネットワーク」「アフィリエイト」があります。
表示回数やクリック数で収益を得られる「純広告」「アドネットワーク」
「純広告」「アドネットワーク」の場合は、情報サイト内にスペースを設け、そこにバナーや動画の広告を設置します。
そして、広告の表示回数やクリック数に応じて収益を得られます。
純広告:個人で広告主を募り契約する方法で、決められた掲載期間・広告スペースの大きさ・設置場所・金額で広告を掲載します。
アドネットワーク:GoogleやYahoo!等と契約する方法(審査有り)で、審査が通れば自動で広告が配信されます。Google AdSenseやYahoo!ディスプレイネットワーク等があります。
※ 純広告にはタイアップ記事広告といって、広告主からの依頼でサービスや商品を訴求する記事を作成する広告手法もありますが、流入が多くなった情報サイトで取られる手法のため、情報サイト初心者向けのこの記事では割愛します。
サービス申込や商品購入で収益を得られる「アフィリエイト」
「アフィリエイト」の場合は、情報サイト経由でサービス申込や商品購入に至ると報酬が得られます。
アフィリエイトを行う場合には、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に登録し、そこに掲載されているサービスや商品を情報サイトで紹介するという流れになります。
マネタイズ方法2 販売
情報サイトを活用して、何かを販売する手法です。
例えば、ハンドメイドのオリジナルグッズの販売、デジタルコンテンツの販売等があります。デジタルコンテンツというのは、有益な情報をまとめたコンテンツのことです。
「初心者が情報サイトで月50万円を得る方法!」といったように収益方法をまとめた有料コンテンツを販売するものです。
マネタイズ方法3 サイト売却
情報サイトが広く認知されて多くの人に見られるようになった後は、サイトを運用していく他に、売却する方法もあります。
サイトを購入する相手が出てきてはじめて売却を進められます。もし売却を考えた場合には、以下のようなサイト売買のサービスを利用すると良いでしょう。
情報サイトで副業することを決めた!注意点&成功させるコツは?
● 特化型と雑記型があるが、特化型にすべし
● 立ち上げ前の分析・設計を徹底すべし
● 記事をバズらせるより前に、土台を固めるべし
● 記事を作ったら、誰かに読んでもらうべし
特化型と雑記型があるが、特化型にすべし
特化型:特定のテーマに絞ったサイト。テーマに沿った記事を作成する。
雑記型:テーマを絞っていないサイト。その時々の流行や、紹介したいサービスや商品に結びつけた記事を作成する。
雑記型の場合には、サイトを立ち上げる際に分析する必要がなくテーマにこだわらず様々な記事を掲載できる特徴があります。
一方で、特化型の場合には、特定のテーマに絞り、体系的に記事を展開するので「何のサイトかを理解しやすい」「体系的に情報を載せることで読者の満足度が上がりやすい」「○○を知りたいならこのサイトといったブランディングができる」といった特徴があります。
上記の特徴からも分かるように、特化型がおすすめです。
ポイントは「読者の信頼」という点です。特定のテーマについて体系的に分かりやすく説明していれば、読者には「○○に詳しい人が書いた記事だから信頼できる」と思ってもらえるでしょう。
読者からの信頼を得られれば、そんな信頼できるサイトが紹介している商品を試してみたいとアフィリエイトでの収益につながりやすくなりますし、「○○を知りたいならこのサイトがおすすめ」といったように読者のブログやSNS等で拡散してもらえることもあります。
雑記型にも利点はありますが、これから情報サイトを作成するなら上記理由から特化型にすることをおすすめします。
テーマ選定は慎重に行うべし
特化型で情報サイトを作成すると決めた場合、どのテーマにするかは非常に重要です。
では、どのように選定するかですが、マネタイズの方法をどうするかによって選定方法が異なります。
マネタイズの方法として「広告」「販売」「サイト売却」の3つをお伝えしましたが、「販売」をするならテーマは決まっているでしょうし、「サイト売却」はもっと先の話になりますから、「広告」に絞ってみていきましょう。
「広告」でお金を稼ぐ場合、広告を表示・クリックで収益を得られる「純広告」「アドネットワーク」と、サービス申込・商品購入で収益を得られる「アフィリエイト」があります(前述「情報サイトでお金を稼ぐ方法は?」参照)。
「純広告」「アドネットワーク」で稼ぐ場合
広告を表示・クリックしてもらうには「PV数の多さ」、つまり多くの人に多くの記事を読んでもらうことが大切です。
読まれる記事にするにはどうするか、それは、情報収集をしている読者に対して、知識や経験、実際にアクションを起こした時の注意点を分かりやすくかつ情熱的に伝えることです。
真に読者のことを思って、情報を伝えたいという想いがあれば、より分かりやすくするために図解や写真なども使うでしょうし、文章からその熱量が伝わります。
どうやったら
熱量を持って伝えたいと思えるのでしょうか?それは情報サイトのテーマを自分が興味のあるものにすることです。
「至極当然のこと」と思うかもしれませんが、実はこれが一番重要なのです。
「アフィリエイト」で稼ぐ場合
まず、どのようなサービス・商品がアフィリエイトプログラムにあるかを確認する必要があります。
その商材との関連性が高く、かつ自分が興味あるテーマにすることが重要です。
アフィリエイトプログラムには、美容グッズやエステ・ジム、ファッション、食品、ショッピング、エンタメ、旅行、スクール、求人、インターネットサービス、金融といったものがあります。
詳細はASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)各社の情報を見てみると良いでしょう。
立ち上げ前の分析・設計を徹底すべし
テーマが決まったら、分析・設計をしていきます。
具体的に何をするかと言いますと、決めたテーマについて過不足なく情報を提供できるよう、マンダラート
等を使って、テーマに対して必要な情報を抜け漏れなく洗い出します。
また、決めたテーマに対してどのような言葉で検索されるか、そしてその言葉がどのくらい検索されているかを網羅的に調べます。
これを調べる際に役立つツールがありますので、上手に使っていきましょう。
どのような言葉で検索されているかを分析するツール例
どのくらい検索されているかを分析するツール例
分析が終わったら、サイトの構造や必要な記事を設計していきます。こうしてサイト完成の全体像ができれば、後は記事を作成していくだけとなります。
記事を作成していくと、切り分けたほうが良いと思うケースもありますので、その際には臨機応変に対応しましょう。
記事をバズらせるより前に、土台を固めるべし
「純広告」「アドネットワーク」で稼ぐ場合には、多くの人に記事を見てもらう必要があるとお伝えしました。
ともするとバズる記事を書けばいいと考えるかもしれませんが、バズることは一過性なので、何回もバズる記事を書くことが前提となります。
バズらせた後に、受け皿となる他のページを作り込んでおくことがポイントとなります。
他のページを作り込んでおけば、バズって訪問した読者に、サイトの利用者になってもらえます。
まずは土台となるページを作り込むことが大切。バズることを狙う記事はその後に考えると良いでしょう。
記事を作ったら、誰かに読んでもらうべし
実際に記事を作成したら、誰かに読んでもらいましょう。
サイトのテーマに詳しくない人でも構いません。読んでもらうことのメリットは2つあります。
1つは、誤字脱字や言い回しでおかしい部分、伝わりづらい部分を発見してもらえます。
書いた本人では気づかない部分もありますから第三者の目が入ると、より良い記事にしていくことができます。
もう1つは、モチベーションの問題です。
誰かに読んでもらうことによって(感想を聞くことによって)、書いている自分のモチベーションを高めることができます。
特にサイト立ち上げの頃は、やることも多く心が折れそうになります。加えて、サイトを公開してもすぐに見てもらえるとは限らず、誰からも反応がない状態となります。
良くも悪くも反応がまったくないというのは、たとえ自分が好きなテーマで作成していたとしても結構つらいものです。
サイトを運営していくにはモチベーション維持が非常に大切ですから、誰でもいいです、誰かに読んでもらって感想を聞くことをおすすめします。
さあ、情報サイト立ち上げ!最低限必要な知識はこれ
情報サイトを立ち上げる際には、ここまでに紹介した通り、テーマを選定やサイト構造の考案、記事作成といったことを行いますが、それと並行して下記を行う必要があります。
● ドメインを取得する
● サーバー契約をする
● ドメインとサーバーを紐づける
● CMS(WordPress等)を設定する
少し難しく感じるかもしれませんが、何をするかと方法が分かれば、サイト立ち上げ初心者でもすぐにできます。
何をするのか、どういう方法で行うのかといったことは別記事で詳しく紹介していますので、以下をご参照ください。
まとめ
● 情報サイトとは、何か情報を提供しているWebサイトの総称のこと。
● 情報サイトで副業することのメリットは、お金稼ぎを自動化できること。
一方で、サイト立ち上げから軌道に乗せるまでは大変。挫折する人も多い。
● 情報サイトでお金を稼ぐ方法は「広告」「販売」「サイト売却」がある
● 情報サイトで副業する際の注意点&成功させるコツは以下
- 特化型と雑記型があるが、特化型にすべし
- テーマ選定は慎重に行うべし
- 立ち上げ前の分析・設計を徹底すべし
- 記事をバズらせるより前に、土台を固めるべし
- 記事を作ったら、誰かに読んでもらうべし
● サイト立ち上げに最低限必要な知識は以下
- ドメインを取得する
- サーバー契約をする
- ドメインとサーバーを紐づける
- CMS(WordPress等)を設定する
今回は情報サイトについてお伝えしました。
繰り返しお伝えしていますが、情報サイトを立ち上げして軌道に乗せるまでは非常に大変です。
しかし、軌道に乗れば収益を自動化できる魅力があります。少しでも興味があるなら、思い立ったが吉日、すぐにでも行動に移していきましょう。
まずはテーマ選定から。どんなテーマで書くかを考えていきましょう。
サイト良くして委員会では、「サイトを良くする」ためのあらゆる情報を掲載しています。
情報サイトを含む様々なサイトで、立ち上げを考えている人&運営している人に役立てていただける情報を発信していますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
Webサイトを新規で立ち上げたものの「訪問者数が伸びない」「商品やサービスの購入につながらない」などの悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?PAGE Deliveryは、コンバージョンにつながらないWebサイトの訴求ポイントの発見・検証を行い、効果を出す導線設計をご提案します!